20130428 第1ステージ・熱海〜富士山須走口五合目〜小田原

第1ステージは弊社クラブチームで.本当は小田原スタートの予定が,なんと電車内にサイフを忘れていきなりDNSの危機!何とか熱海駅で発見されたということで,隊長には富士山合流する旨を連絡して熱海駅へ.サイフと1時間ぶりの再会を果たし,小田原駅に戻るか熱海から走り出すか悩んだが,結局熱海から走ることにした.

長文に付。

というわけでまずは激坂・熱海峠.今日の日のために28のスプロケをセットしてきたが,ダメなものはダメ.きつい.いつもなら駅もしくは先輩の車に置かせてもらうバックパックも今日ばかりは背負わなければならないので,さらにきつい.途中2人組のロード乗りに抜かれる.ジャージには「側溝大尉」と書いてある.はて,どこかで聞いたことがあるような・・・.もう一人のケベルな方も速いなぁ.というわけで早くも脚を使いきった状態で熱海峠をパス.

Google先生推奨のルートはこのまま三島へ下ってから御殿場へ行けというもの.でも,それでは面白くないので,尾根伝いに十国峠,湯河原峠,箱根峠をパスして芦ノ湖へ.しかし,熱海峠の激坂で使いきったためか,200W維持もしんどい.バックパックもさることながら,確実に昨日のレセプションパーティーによるアルコールおよび睡眠不足のせいだ.

ここからが悩ましいところだが,時間も怪しいので芦ノ湖沿いに仙石原を目指す最短ルートを選択.大したアップダウンではないが,この脚では非常にきつい.あ〜って感じで走っていると,また2人組ロード名方々に抜かれる・・・側溝大尉さんとケベルな方だ.そうだ,何かを調べていて確か側溝大尉さんのブログを読んだんだよなぁ.なんだっけ.熱海峠で早々にぶち抜かれたにもかかわらず,ここでまた会うということは,もしや三島から登りなおしてきたのだろうか・・・

で,仙石原交差点からはおとなしく箱根裏街道を御殿場方面へ.余裕があれば面白みのない乙女峠ではなく長尾峠経由で行きたかったが,時間と脚の都合上乙女峠(トンネル)を選択.まあ大したことはない.トンネルをくぐり,ダウンヒル.そういえば昨日からタイヤを新しくした.RUBENA・Syrinx.初のダウンヒル.このタイヤ,恐ろしく切れ込む.不安になるくらい切れ込む.でもグリップはがっちり.

そろそろ時間が怪しくなってきたので,御殿場市街地までは高速ダウンヒル.あれ,前の信号で右折待ちをしている2人組は!!というわけで本日3回目の側溝大尉さんとケベル乗りの方との遭遇である.仙石原で抜かれて,御殿場合流ということは長尾峠周りしかないよなぁ.速いなぁ.時間があれば一緒にコンビニ休憩するのもやぶさかではなかったが,時間がないので失礼する.

御殿場市街地を越えると,須走までの長い長い上り坂だ.途中で○○○○(←人の名前)を一生忘れないみたいなことを書いたロングシートのバイクな方々に遭遇.怖いなぁと思って走っていると,しばらく先のコンビニに集結しているではないか.50台くらいロングシートなモーターサイクルがありました.

で,もうヘロヘロになりながら須走到着.本隊とはここで合流のはずだったが,指定された駐車場が見つかりません状態.迷っているといつの間にかあざみラインを登り始めてしまった模様なので,五合目合流にしていただくことにした.というわけで一人,サイの角のように,淡々と,あざみラインを登る.最初の直線坂でもういっぱいいっぱい.インナーローで10km/hも出ない.早くも泣きそうである.待てど暮らせど傾斜は緩むことを知らず,戦意は下がる一方.ようやく九十九折に突入する頃には,もう何も残っていませんでした.あざみラインの下調べをしてくるんだったなぁと激しく後悔しながら,脚をつかないように登る.が,すでに傾斜はゆうに10%を超えているだろうに,前方に見える道はさらに斜度を増しているように見える.もうまともに登れないので蛇行走法.後続車が少ないので,センターラインまでいっぱい使って,蛇行.もうほとんど前には進んでいない・・・ようやく前方に「1合目・馬返し」の看板.まだ一合目か!でも五合目まであと5kmらしい.とにかく行くしかない.

どうも,馬返しという名の通り,ここがひとつの山場だったようだ.馬返しの先は斜度10%程度の平常運行に戻る.何とかまっすぐ登れる.あざみラインのゴールである五合目は,スバルラインやスカイラインで行くよりも標高が低く酸素濃度が比較的高いのが唯一の救いだ.淡々と,無心に登る.時折抜かれる車も大変そうだ.コンパクトカーなんか常に商用車みたいな音を立てて登っている.
そして再び訪れた激坂.後で聞いたところによると,ここが最大斜度・推定22%の激坂ポイントだそうだ.もうなりふり構っていられないので,対向車線いっぱいまでを使ったスラローム走法+下死点でお休み走法のあわせ技でかろうじて突破.激坂で脚をつかずに登る登り方が身についてきた??この激坂を抜けると,後は平常運転.上半身を伸ばそうとすると,腰に激痛.かなりきている.腰だけでなく腕も.脚は言うまでもない.下りですれ違うロード乗りの応援でなんとか走り続ける.彼らにはリスペクトがあります.超蛇行走法のせいでGarminの距離計は当てにならないし,高度もさっきから100mくらいの誤差があって当てにならないので,どこまで続くかわからないまま登り続ける.空が開けてきた.経験的に終わりが近い気がする.最後の坂を右に曲がると,目の前には富士山.終わった・・・

五合目は思ったよりも寒かった.しばらく休んでいると,本隊が合流.でも4人くらいのはずの本隊が2人しか居ないし,メンバーが違うし,自分のを含めいろいろトラブル続発だったそうな.というわけでさっと着替えて,ダウンヒル.傾斜が尋常ではなく,気を抜けば軽く60km/hを超えてしまう.Syrinxにも慣れてきたので,後半少し攻めてみたが,60km/hでコーナーに飛び込んでもグリップして前に進んでしまう.経験的にこれ以上倒しこむのは危険だと感じても,タイヤ自体はぜんぜんいける感じ.かなり優秀なんじゃないかなぁ.隊長もダウンヒルがとても速いので,2人で飛ばしてみる.たぶんそこらの遊園地のジェットコースター以上の横G.あとでデータを見たら瞬間的には79.3km/hほど出ていたみたい.

登りで1時間20分かかったあざみラインも下りは15分程度.後続を待って,最後の山岳・足柄峠へ.ここでサプライズゲストは輪行.というわけで隊長と2人.さすがの隊長も足柄・明神・三国・籠坂・あざみを越えたあとでは足がないらしくまったりペースで.足柄峠を無事パスして,やたらとアップダウンのきつい広域農道(ここだけで300m稼いだ)を経て,なんとか南足柄の駐車場に到着.

小田原まで5kmほど走って,しっかり栄養補給をして,ロマンスカーで帰京.そういえば小田原駅で悩める?自転車乗りに話しかけられて,なんかいろいろ話した.なかなか人と一緒に走る機会がないそうだ.いちおうアドバイスはしてみたが,自分も積極的にどこかの走行会に乗り込んだりとかはしないので,果たして説得力があったかどうかは不明.

概要
距離: 124.98 km
タイム: 6:33:40
平均スピード: 19.0 km/h
高度上昇値: 3,393 m
カロリー: 3,061 C
平均気温: 17.6 °C

Work 3068kJ
TSS 427.6