20130209 ツール・ド・建国記念日 第1ステージ 湘南・中伊豆 "伊豆廃道ツーリング" collaborate with Nikon Team

5時起床、まだ日も昇らない5時20分自宅発で、極寒の中を新宿駅まで。
こんな時間に朝練に出かけられるT岡さんはやはりすごい。
6時18分発の小田急線で小田原駅へ。車内ではひたすら体力回復に努める。
新松田からはいつも通りおしりの痛みとの戦い。

8時過ぎに小田原駅を出発し、海岸線をのんびりと南下し伊豆多賀駅へ。
この週は平日夜練を3回こなしたため、脚が重たいので負荷は掛けずにクルクルと。
9時過ぎには到着してしまったので近くの公園で時間調整をしてから駅へ。
駅までは意外と激坂…この先が思いやられる。
駅でI藤さん、N島さん、T内さんと合流し、大仁出発組との合流地点の下多賀セブンへ。

余りの寒さにヒートテックタイツ+チームジャージ(ハーフ)+起毛レッグウォーマーという重装備だったが、これからの山岳に備えてヒートテックタイツを脱いでおいた。
カミケンさん、M野さん、あゆさん、tarmacさんと合流して、正式スタート。
ちなみに彼らはすでにチマコッピ・山伏峠を越えてきているので、輪行組としては頑張らなければならない。

海岸線を優雅に南下…とはいかず、カミケンさんとあゆさんの強烈な牽引により40km/hペースでR135を爆走。
…と思ったらストップして、国道を横断しデンジャラスロードへ。
そう、今回の企画の正式名称は「伊豆"廃道"ツーリング」。
バイパスやら新道でいまはほとんど使われなくなった旧道セクションが織り込まれているのだ。
というわけで、枯れ枝やがれき?が散在する旧道を進む。もちろんトンネルに照明などない。

川奈付近から徐々に伊豆ならではの海岸地形が牙をむき始める。
海岸線からUターン気味に激坂がスタート。
そんなに長くないと高をくくっていたら、これが意外に長い。
M野さん、N島さん、tarmacさんがぐいぐい進んでいくので何とか食らいついて川奈駅付近で後続待ち。

ここであゆさんのペースカーが入り、集団は沈静化…と思いきや、N島さんアタック!
なぜか反応してしまい、2人逃げ体勢(先頭比率は8:2くらい!?)。
小さいアップダウンを繰り返す、比較的得意とするコースだったので何とか先頭交代し続けてちょっと大きめの交差点で後続待ち。
結構いい負荷がかかっていたはずなので、心拍計を忘れたことが悔やまれる。
体感的にはかなり登っていたので伊豆半島の中心付近に来たのではないかと期待していたが、そんなことは全然なくまだまだ東海岸側であった。

お昼はおしゃれなイタリアンのお店で。
おいしいパスタだった。が、どのくらいおいしいかは貧乏舌なのでよくわからない。

お昼休憩後、外に出るとなんと雪がチラチラと舞っている。
これからの山岳セクションが心配である。
ご飯直後ということでまったりペースで住宅街を一碧湖に向けて登る。
結構な上り坂なので、おとなしくインナーローでクルクルと。
一碧湖からは激坂セクションへ。
Garminによると一瞬斜度が緩んだところでも15%だったので、平均的に20%前後で登っていたのかも?
前回のつくばユイの壁に比べれば、舗装がきれいでしっかりトラクションがかかるため、ノーマルクランクでも余裕だった。
アスファルト万歳。

ここから本格山岳・冷川峠への登坂。
M野さんが正確な一定出力でじわじわと後続を引き離し始める。
これに食らいつくのはやはりN島さん、カミケンさん、そしてtarmacさん。
ということでとりあえず飛び乗る。
しばらく5人体制で登るが、中盤斜度が緩んだところでtarmacさんが遅れる。
そしていつもの4人体制(ちなみにこの4人で生き残れたことはほとんど皆無)へ移行。
心拍計がないのが幸いしてか、精神的なリミッターを意識せずに登ることができた。
途中M野さんがトイレ休憩で離脱。
N島さんが強力に牽引し、5mほど単独先行する形に。
カミケンさんにはがっちりマークされているので、体内パワーメーターとN島さんのペースを指標にひたすら踏む。
終盤でカミケンさんを振り切ることに成功し、N島さんとの距離は維持したままゴール。
輪行組のメンツはギリギリ保てたか!?

ピークで後続を待っているとあゆさんが、冷川峠で待ってると謎の言葉を残して去っていく。
ここが冷川峠じゃないのか!(伊東峠?)
というわけで全員の到着を待ち、のんびりペースで冷川峠へ。
冷川峠までは尾根伝いなので、それほど負荷もかからず無事に到着。
この冷川峠は鎌倉の切通しのように、なかなか雰囲気のある峠だった。
以前は観光バスなどもバンバン通った道だったらしいが、今はほとんど交通量もなく静かな峠だった。
そして名前に違わず寒い。

慎重にダウンヒルをこなし、この後予定が控えるtarmac氏とT内氏が修善寺方面へ。
我々はラストチマコッピ・国士峠へ。
のどかな田園風景を横目に集団は進行。
序盤のチマコッピで足を削られたカミケンさんは集団離脱宣言。
(後に判明したことだが)登り口であゆ選手がアタック。
コースディレクターのあゆさんがアタックするということは…ということでついて行ってみたが、峠の始まりにすぎず見上げれば延々と山が続いている。
というわけで1人で大幅に抜け出したが、ここで頑張っても確実に集団に吸収されて終盤ちぎれることが明らかだったのでこれまで稼いだ距離差をすべて回復に充てることに。
予想通りN島さんとM野さんに捕まるが、足をしっかり休ませたのでなんとか食らいつくことに成功。
そのままLT付近でチェックポイントのワサビ畑へピットイン。

全員が揃うのを待ち、時差をつけつつ再スタート。
といっても峠のピークまでは2km位ということで、最後尾スタート組も談笑しながらまったりと。
いつかは沖縄出たいなぁなんて話をしていたら、N島選手に今年は出ることになってるから。と冗談ともつかないことを言われてしまった。うーん。
ダウンヒルをこなすとR414湯ヶ島温泉に出た(天城峠のちょっと北側)。
県道を通って修善寺駅までのんびりと、行くはずもなくI藤さんのアタックを皮切りに高速ローテーションの始まり。
後ろを気にしながらローテを回していたが、結局M野さんもN島さんもガシガシ踏んでいくので、こちらも下ハン握って本気モード。
なんとなく登り返しのピークで先頭交代という暗黙の了解が形成され3回くらい回した先頭番手で後ろを振り返ると数m空いていたので全員を待っていたが、再度ローテが再開され、結局終点までハイペース。

修善寺駅であゆさんが離脱、大仁の道の駅で解散し、カミケンさんとM野さんは車で、I藤さんとN島さんは三島まで自走。
自分は三島に行きたい気持ちをこらえて、チマコッピ攻略の道へ。

CSCの表側の坂をヘロヘロになりながら登り、浮橋への分岐点で左折。
勾配がきつくなって踏めなくなり、たまらず後ろを振り返るといい景色。

パン休憩をはさみながら、山伏峠へ。
たしか第1回チャリ部カップin日本CSCでも登った峠だが、あの時とは疲労のレベルが違って非常にきつい。
インナーローで時には斜行しながら、ギリギリ登頂に成功。
なんとか日が出ているうちに東海岸へ戻れそうだ。
ウィンドブレーカーを着こみ、激坂ダウンヒルへ。
しかしすぐに軽自動車に行く手を阻まれる。
単独だし、先行してもよかったのだがここで先行してケガでもしたら、残り2日を棒に振ってしまうのであえて攻めないという勇気ある選択。
安全マージンを十分に取って、懐かしい下多賀交差点へ。
かなりゆっくり下ってきたが、ものすごい寒さだった。

下多賀からは行けるところまで東海岸を北上。
湯河原あたりで日没かと思ったけど、意外と湯河原でも明るかったので続行。
真鶴駅通過時点でもまだ微妙に日が残っていたので、もう少し。
まもなく真っ暗になったが、ここまで来たら小田原まで行くしかないと思い、覚悟を決めて小田原駅を目指す。
アップダウンも多い道だが、明日以降の疲労を考え踏まずに回すことを意識。
R135は街灯がなく、結構怖かったが派手なチームジャージのおかげか無事に小田原駅に帰着。

コーヒー、ご飯、スポドリなんかを買い込み、輪行
さすがに疲れたので、帰りはロマンスカーで。
全然人も乗ってないし、快適に新宿にたどり着くことができた。
最後、新宿からのんびり走ってようやく帰宅。

というわけでツール・ド・建国記念日第1ステージは無事完走。
帰宅後はしっかり風呂で体を温め、ウォーターローディングをしっかりとし、30分かけて入念にストレッチ。
仕上げに余っていた湿布を両ハムに貼り付けて11時ころ早々に就寝。

概要
距離: 170.20 km
タイム: 7:06:25
平均スピード: 23.9 km/h
高度上昇値: 2,769 m
カロリー: 4,139 C
平均気温: 7.8 °C


地蜘蛛